「Microsoft-IME」の言語バーは、日本語入力システム「Microsoft-IME」を操作するためのツールバーです。ここからすべての言語設定機能が利用できるようになっています。Windows10の標準では「表示しない」になっています。「表示する」にすると画面下部のタスクバーの右部に表示されます。

タスクバーの外にあるか、中にあるかは設定によります。標準設定では「表示しない」になってなっており、「表示する」に設定すると上図のようにタスクバー内の右部に表示されます。言語バーをタスクバーを外にだすには、右端の言語マークボタンをクリックすると表示される「言語バー位置」で指定します。タスクバーの外にあるときは右端の言語マークボタンの横にポインタのフォーカスを合わせるとポインタが十字になります。ドラッグ操作で前後左右に移動させることができます。タスクバー内に移動して指を離せば完了です。
Microsoft-IME言語バーには以下の機能があります
- IMEの選択 … 日本語入力ソフトの切り替え
- 入力モード … 全角・半角・ひらがな・カタカナ・英字の切り替え
- IMEパッド … 検索・一覧・選択での文字入力
- 確定前の文字列検索 … インターネットでの辞書検索および使用検索プロバイダの設定
- ツール … Microsoft-IMEのメンテナンスツール
- CAPSロック … CAPSロックボタン
「言語とテキストサービス」で手書きサービスをインストールしている場合には「手書き」ボタンが表示されます。ない場合はインストールしていないか、非表示になっている場合です。オプション機器のタブレットを使って手書き入力をする場合はインストールが必要です。手書きサービスがインストールされていなくても、IMEパッドの手書き入力はマウスまたはキーボードでできます。
〔 IMEの選択 〕アイコン
日本語入力ソフトの一時使用切り替えを行います。システムの標準使用設定は変更されません。下図は日本語入力システムとして「Microsoft-IME」と「ATOK」がインストールされている場合です。

〔 入力モード 〕アイコン
[ひながな/全角カタカナ/全角英数/半角カタカナ/半角英数]の入力文字種を選択します。通常のかな漢字変換入力をするときは[ひらがな]を指定します。MS-IME2003などにあった[直接入力]は廃止されました。

〔 IMEパッド 〕アイコン
マウス操作の検索・一覧・選択などの方法で文字を入力する。
- [手書き] … タブレット方式のマウスを使った手書き入力
- [文字一覧] … 文字コード一覧表
- [ソフトキーボード] … キーボード図を使いマウスで文字入力
- [総額数] … 総画数で漢字を入力
- [部首] … 部首で漢字を入力する


〔 ツール 〕アイコン
Microsoft-IMEのメンテナンス機能です。
- [IMEパッド]
言語バーのIMEパッドアイコンと同じ機能です。 - [単語/用例の登録]
固有名詞など辞書にない単語の辞書登録 - [ユーザー辞書ツール]
登録単語の一覧と辞書整理機能 - [追加辞書サービス]
辞書のアップデート及び追加、辞書の動作設定。 - [検索機能]
インターネットでの辞書検索および使用検索プロバイダの設定 - [プロパティー]
Microsoft-IMEの基本動作環境設定。かな入力とローマ字入力の指定はここで行います。 - [ヘルプ]
言語バーのヘルプアイコンと同じヘルプ機能です。

〔 CAPSロック 〕アイコン
CAPSロックキーと同じ機能です。クリックする[CAPS]のバックの青が濃くなります。この状態がCAPSロックです。再度クリックすると元に戻りCAPSロックの解除になります。

〔 KANAロック 〕アイコン
かなロックキーと同じ機能です。クリックすると[KANA]のバックの青が濃くなります。この状態がKANAロックです。再度クリックすると元に戻りKANAロックの解除になります。

〔 最小化/復元 〕アイコン
最小化ボタンをクリックするとMicrosoft-IME言語バーは画面下部のタスクバーの中に移動します。復元ボタンをクリックすると元に戻ります。

〔 オプション 〕アイコン
Microsoft-IME言語バーの表示内容を指定する機能です。ここでチェックをつけた項目がMicrosoft- IME 2010言語バーにアイコンが表示されます。チェックが付いていない項目のアイコンはMicrosoft- IME 2010言語バーは表示されません。
[設定]はコントロールパネルの日本語入力システム設定ウインドが開きます。詳しくは[日本語入力システムの動作環境設定]のページをご覧ください。
Microsoft-IME 2010言語バーの構成を変更している場合は[設定]の下に[規定値に戻す]というメニューが表示されます。標準設定であれば表示はされません。

