居眠りしてしまい。はっと気が付くと画面に「きききききききききききききききききききききききききききききききききききききききききききききききき」なんて表示されいることありません。「ま」の場合もあります。ホームポジションに指が置かれていて「オートリピート」が動作した状態です。

キーボードのキーにはどのような動作機能があるか理解しておくことをお勧めします。効率的に文字を入力するために必要です。また、入力時の予期せぬ動作に慌てないようになります。

キーの基本動作

オートリピート動作

同じキーを押し続けると、連続してそのキーを打っているのと同じことになります。文字であれば同じ文字を連続して入力できます。操作キーの場合は同じ処理を続けて何度も指示するとエラーの原因になります。

[ESC]や[Pause(Break)]で動作停止や解除をする場合は、2、3回続けて押すこともあります。

ロールオーバー動作

前に押したキーを離す前に次のキーを押すことができます。「ショートカットキー」と呼ばれる2つのキーを押す操作が可能になります。

かな漢字変換システムを起動するときのショートカットキー操作は、[Alt]+[半角/全角]と表記します。まず[Alt]キーを押して、そのまま[半角/全角]を押します。かな漢字変換システムにより[半角/全角]キー単独でもできます。

「先行入力」

実行処理が終わる前に次の処理操作をすることをいいます。先行入力はキーバッファといわれる記憶領域の範囲内です。この領域が大きいと処理動作エラーの原因になります。小さすぎるキー操作がギクシャクします。キーバッファは妥当な大きさに設定されています。

処理性能の低い機種を購入した場合は、はじめのうちは起きませんが使い慣れてくると先行入力のエラーを起こすようになります。パソコンは原則として「一つの処理が終わってから次の処理の実行指示する」「操作スピードはパソコンの処理性能に合わせる」です。

キーの設定に関する用語

ショートカットキー

[Ctrl]キー、[shift]キー、[Alt]キーと文字キーまたはファンクションキーを組み合わせて押す操作です。特定の機能や処理を実行します。

主にキーボードで処理機能メニューの選択をするときに使います。OSやアプリケーションソフトで組み合わせが定義済みになっているものもありすが、使用者が定義を変更したり、登録することもができます。

ショートカットキーの操作は最初に[Ctrl]キー、[shift]キー、[Alt]キーなどを押します。そのまま組み合わせる文字キーなどのキーを押します。いちにのさんで同時に押すわけではありません。

「ショートカットキー」はキーボード操作に慣れていることが前提になります。初心者や入門者が当初より無理におこなう必要はありません。当初はマウス中心に使い、ある程度タッチタイピングができるようになった時点で、キーボードでの操作を検討してください。

キーカスタマイズ key customize

主に、Windowsやアプリケーションソフトのファンクションキーやショートカットキーに割り振られている機能を変更することをいいます。変更するために、キーに機能を割り振り設定することをキーアサイン(key assign)といいす。

変更できるキーはWindowsやアプリケーションソフトによって異なります。変更方法の基本的なやり方は同じですが、設定画面のデザインレイアウトはWindowsやアプリケーションソフトにより多少異なります。

「キーカスタマイズ」は、標準設定のキー割り振り機能を変更することです。マニュアルに掲載されている操作体系と異なる使用者独自の操作体系になります。使用頻度の低いものを変えると使用者自身が変更内容を忘れてしまうこともあります。

キーマクロ key macro

キーマクロ機能があるアプリケーションソフトでは、使用者がおこなった一連のキー操作やマウス操作を記録し、保存することができます。保存したものは特定のキーに割り振る(登録する)こともできます。

割り振られたキーを押すことにより一連の操作を自動的に再実行することができます。登録するキーは空いているショートカットキーやタブキーの機能を登録変更します。現在は、ワープロソフトや表計算ソフトなど多くのアプリケーションソフトこの機能をもっています。ソフトのマニュアルで確認してください。

キーカスタマイズとキーマクロはWindowsまたはアプリケーションソフトの各レベルでおこなわれるものです。登録したものは登録したアプリケーションソフトを使っているときのみ有効です。

ただし、Windowsとアプリケーションソフトで同レベルの操作になる機能、または類似アプリケーションソフト同士では競合が起きることがあります。

操作モードと文字入力モード

キーボードには「文字を入力する役目」と「パソコンを操作する役目」があります。パソコンの使用場面により、キーが文字入力になったり、パソコンの操作モードになったりします。自動的に切り替わるときもあれば、使用者が切り替えなければならないこともあります。

パソコンを起動してデスクトップが表示されたときはWindowsの操作モード状態です。アプリケーションソフトを起動すると、そのソフトウインド内では、そのソフトの操作モード状態になります。ウインド外はWindowsレベルの状態です。

当初、どの使用場面のときが、Windowsレベルの操作モードで、どのようなとき文字入力モード操作であるか判別しにくい面があります。ポイントは、日本語入力システムが有効になっているかいないかです。有効になっていれば、かな漢字変換が使える状態ですから、一応文字入力モード状態と判断できますが、この状態でもWindowsレベル操作をすることもできます。

キーのカスタマイズ

キーボードのキーの役割は標準のものから変更することができます。これを「キーのカスタマイズ」といいます。「キーのカスタマイズ」はいろいろなレベルで変更できますが、原則OS該当機能でできる範囲です。

kb04.キーの基本動作と設定
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