キーの名称と役割(機能)は一致するときもあれば、一致しないときもあります。基本ソフト(OS)を使用している場合とアプリケーションソフトを使用している場合では、同じキーの機能が変わることもあります。各ソフトウエアのマニュアルで、どのようなことをするときにどのキーを使うかを必ず確認してください。
操作手順の説明が分からなくなりますのでキーの名称は必ず覚えてください。このページの解説は「主な利用のされ方」です。文字キー以外の刻印名称(呼び方)はキーを判別するための象徴的なものと考えてください。
キーの分類名称
ファンクションキー[下図赤矩形枠部]
最上段にある[F1...F12]と刻印されいるキーです。特定の処理機能が割り振られているキーです。OSや各アプリケーションソフトより内容は変わります。日本語入力ソフトが有効であれば、[F5]はカタカナ変換、[F6]は半角英字変換、[F8]は全角英字変換などになります。

文字キー&記号キー[下図左赤矩形枠部]
キートップにひらがな、英字、記号の刻印があるキーをいいます。通常は文字を入力するキーですが、[ctrl]コントロールキーまたは[shift]シフトキーと併用して、特定の処理を実行するキーとしても使われます。

制御キー[上図左赤矩形枠以外の部分]
下図の赤枠以外のキーを「文字キー」に対して「制御キー」または「操作キー」と呼ぶことがあります。
テンキー部[上図右側緑矩形枠部]
数字キーと+,−,*などの記号キーが電卓のように列んでいる部分をいいます。個々のキーをさす場合もあります。「テンキーパッド(ten key pad)」とはテンキー部のないノートパソコンなどに接続する、テンキー部のみの補助装置です。
ナムロックキー(ナンバーロックキー)Num Lock[上図右側青丸枠部]
[Num Lock]の刻印があるキーでテンキーの数字入力を有効にするキーです。テンキー部のないノートパソコンではこのキーを押すと右手で押す文字キーの一部が、数字入力に切り替わります。
半角/全角キー[下図赤矩形枠部]
[半角/全角]の刻印があるキーで、全角文字と半角文字の切り替えキーです。場面により「日本語入力モード」の有効無効(ON/OFF)を切り替えるキーとしても使われます。Windows標準のキー操作は[Alt]+[半角/全角]ですが、[半角/全角]単独でも同じ役目をします。

カタカナ ひらがなキー[下図赤矩形枠部]
[カタカナ ひらがな]の刻印があるキーで、ひらがなとカタカナの切り替えキーです。ソフトウエアより他の役目にも使われることがあります。

エスケープキー[下図赤丸枠部]
[ESC]の刻印があるキーで、主に解除機能(キャンセル)に使うキーです。どのようなものが解除(キャンセル)できるかはOSや各アプリケーションソフトにより異なります。無効の場合もあります。
(マウスによる範囲指定のキャンセル、対象選択のクリック操作の押した状態で[ESC]を押すとキャンセルできます)

タブキー[下図赤矩形枠部]
[Tab]の刻印があるキーで、Windowsではアイコンや入力項目などオブジェクト間を移動するキーとして使います。ワープロなどではタブ機能(カーソルを一定間隔で移動)を実行するキーとして使われます。

キャップスロックキー[下図赤矩形枠部]
[Caps Lock]の刻印があるキーで、[Shift]と併用して英字の大文字/小文字を切り替えるキーです。

シフトキー[下図左右の赤矩形枠部]
[Shift]の刻印があるキーで、文字キーなど他のキーと組み合わせて使われるキーです。文字入力時は、キートップ上側の文字を入力するときに使います。場面により入力文字の大文字と小文字の切り替えにも使います。また、特定のキーと組み合わせて「ショートカットキー」にも使います。マウスと併用して使うこともあります。

コントロールキー[下図左右赤矩形枠部]
[Ctrl]の刻印があるキーで、文字キーなど他のキーと組み合わせて「ショートカットキー操作」で使われるキーです。マウスと併用することもあります。単独では使うことのないキーです。

アルト(オルト)キー[下図左右赤矩形枠部]
[Alt]の刻印があるキーで、Windows標準のキー操作では[Alt]+[半角/全角]で、「日本語入力モード」の有効無効(ON/OFF)を切り替えるキーとして使います。また、文字キーなど他のキーと組み合わせて「ショートカットキー操作」に使われることもあります。

無変換キー[下図左赤矩形枠部]
[無変換]の刻印があるキーで、漢字を変換せず確定するキーでしたが、現在はアプリケーションにより異なります。

変換キー[下図右の赤矩形枠部]
[変換]の刻印があるキーで、入力したひらがなやカタカナに漢字に変換するキーです。場面により漢字の変換候補を選択するキーの役目もします。

スペースキー(Space Key)[下図左赤矩形枠部]
スペースバーともいい、何も刻印のない横長なキーです。空白を入力するキーですが、ソフトウエアより他の役目にも使われることがあります。文字入力時には変換と候補選択キーにもなることもあります。

エンターキー(Enter Key)[下図左の赤矩形枠部]
鍵矢印の刻印がある大きめのキーです。機能の実行、選択したもの確定、文字入力の確定などに使います。また、「改行キー」ともいわれ、入力位置の改行をおこないます。

ウインドウズキー[下図左右赤矩形枠部]
Windowsロゴの刻印があるキーで、Windowsのスタートメニューを表示します。

メニューキー[下図右赤矩形枠部]
Windowsのスタートメニューを表示させるキーです。Windowsのスタートメニューを表示します。

バックスペースキー[下図左赤矩形枠部]
[Back space]の刻印があるキーで、主にカーソル位置の前方文字削除に使います。

デリートキー[下図右の赤矩形枠部]
[Delete]の刻印があるキーで、カーソルのある位置の文字を削除します。

プリントスクリーンキー[下図左赤矩形枠部]
[Print Screen]の刻印があるキーで、画面のコピー機能キーです。表示している画面の状態をクリップボードに積み込み(コピー)します。このことを画面キャプチャーといいます。

ポーズキー,ブレークキー[下図赤矩形枠部]
[Pause]または[Break]の刻印があるキーで、実行している機能(プログラム)の動作を中断するキーです。無効の場合もあります。

インサートキー[下図赤矩形枠部]
[Insert]の刻印があるキーで、挿入入力と上書き入力の切り替えに使います

スクロールロックキー[下図赤矩形枠部]
[Scroll Lock]の刻印があるキーで、スクロールロックキーを制御するキーですが、使用頻度が少ないため無効の場合やアプリケーションソフト特有機能が実行できる場合があります。

ページアップキーとページダウンキー[下図赤矩形枠部]
[Page Up]の刻印があるキーで、表示画面を上へスクロールするキーです。[Page Down]の刻印があるキーで、表示画面を下にスクロールするキーです。

カーソルキー[下図赤矩形枠部]
[←↓↑→]の刻印があるキーで、画面上のカーソルを移動するキーです。

ホームキー[下図赤枠部]
[Home]の刻印があるキーで、ホームポジションに戻すキーです。集計ソフトでは先頭のセルにジャンプします。ブラウザでは最初に表示させるよう設定してあるWebサイトのトップページを表示する機能として使われています。

エンドキー[下図赤枠部]
[End]の刻印があるキーで、エンドポジションにカーソルを移動します。ワープロソフトでは入力行の右端に、そのた入力欄の右端などにカーソルを移動します。無効の場合もあります。

タッチボタン、プログラムキー
登録されている機能をイメージしたアイコンの刻印があるキーで、キーボードの上側や横側についているボタンで、電子メールソフトやWebブラウザーを起動したり、節電機能を実行したりできます。メーカーによりボタンの呼び方や数は異なります。通常このボタンがついているキーボードが付属する機種にはこのボタンの設定プログラムも付属しています。
! | エクスクラメーション | ’ | シングルクォーテーション |
---|---|---|---|
” | ダブルクォーテーション | # | シャープ(ナンバー) |
$ | ダラー(ドル) | % | パーセント |
& | アンパサンド(アンド) | ’ | アポストロフィ |
= | イコール | − | ハイフン、マイナス |
~ | チルダ | ^ | ハット |
| | パイプライン、パイプ、オア(or) | ¥ | エンマーク |
` | バッククォート | @ | アットマーク、アット |
[ ] | スクエアブラケット | { } | カーリーブラケット |
{ } | ブレース | ( ) | パーレン |
+ | プラス | * | アスタリスク、アスター |
: | コロン | ; | セミコロン |
, | カンマ | . | ピリオド、ドット |
_ | アンダースコア、アンダーバー | < | 左アングルブラケット |
> | 右アングルブラケット | ? | クエスチョンマーク |
/ | スラッシュ | \ | バックスラッシュ |