sf15.ファイル拡張子とは

  • 拡張子とは
  • 拡張子の付け方
  • 拡張子の留意点
  • OSの設定を変更して拡張子を表示する方法

Windowsでは下記の形式でファイル名を付けます。ピリオドより前の部分を「ファイル名」、ピリオドより後の部分を「拡張子」といいます。全体をファイル名と呼ぶこともあります。

○○○○○○○○○.○○○

Windowsの標準設定では、「拡張子は表示しない」になっています。フォルダオプションで「する」に変更することをお勧めします。

「拡張子」とは

拡張子は、ファイルの種類を見分ける(判別する)ためのものです。4文字可能ですが、通常は3文字の半角英数字を使います。拡張子に使える文字はファイル名に準じますが、拡張子は使用者が独自の判断で任意にネーミングをすることはできません。

ファイルの拡張子はそのファイルの内容や形式により使う拡張子に取り決めや慣習があります。システム上名称が決められているものあります。Windowsでは拡張子を基準に、そのファイル形式を判断して取り扱っています。拡張子を変えるとそのファイルは正常に取り扱われなくなります。

拡張子の付け方

ほとんどのアプリケーションソフトでは、保存形式を選択すると、そのデータファイル形式の拡張子を自動的に補完(付けて)して保存します。ただし、使用者が適切なファイル形式の拡張子を指定しなければならないこともあります。この場合は、拡張子とファイル形式に関する知識が必要になります。

拡張子には、基本ソフト(OS)が規定するもの、各アプリケーションソフトのデータ独自形式のもの、慣習的に使われるのなどがあります。同じアプリケーションソフトでもバージョンによりデータファイルの拡張子は異なります。詳しくは「ファイル形式と拡張子」のページをご覧ください。

Mac OSでは拡張子に相当する情報をファイル属性としてもっているため、原則として拡張子は必要ありません。ただし、Windowsパソコンのファイルと互換性をとるためにファイル拡張子を付けても利用できるようになっています。

Windowsの「規定のプログラム」と「ファイル関連づけ」

Windowsの基本的ファイル管理は「規定のプログラム設定」機能および「ファイルの関連づけ」機能の登録情報を基にしています。登録情報は「拡張子」または「プロトコル」を基準におこなわれます。従って、拡張子を使用者がかってに変えると関連性が崩れ正常に取り扱われなくなります。

Windowsの標準設定では拡張子は表示されません。また、現在のアプリケーションソフトではファイル名の入力の際に拡張子を付けなくても、自分のデータファイルの拡張子を自動的に補完して保存してくれます。したがって、入門者や初心者の方は拡張子の存在がよく分からないという問題があります。

Windowsの設定を変更して拡張子を表示する方法

XPではマイコンピュータまたはエクスプローラのメニューバーから、[ツール]→[フォルダーオプション]→[表示]タブの[詳細設定]の中に「登録されいる拡張子は表示しない」という項目があります。このチェックを外すと拡張子を表示するようになります。

Vista,7ではコンピュータまたはエクスプローラのメニューバーから、[整理]→[フォルダと検索オプション]→[表示]タブの[詳細設定]の中に「登録されいる拡張子は表示しない」という項目があります。このチェックを外すと拡張子を表示するようになります。

拡張子に関するよくあるトラブル

図保存操作のときに何らかのミス操作で拡張子が、欠落、一部欠落または誤った記述で保存されてしまうことがあります。ファイル関連づけ情報が無いか誤っていることになりますので、右図の関連づけのないファイルアイコンで表示されます。アプリケーションソフトのデータファイルの場合は「開く」や「保存」のファイル一覧ウインドに該当ファイルは表示されません。

ところが、メニューパーの[ファイル]をクリックすると表示されるウインドの右側、「今まで使ったファイルの一覧」にはあります。読み込むことができますので拡張子の状態を確認し、再度保存操作をしてください。

また、ファイル一覧のウインドで、保存したはずのファイルが表示されない場合は、ファイル一覧のウインドの「ファイルの種類」の表示形式を「すべてのファイル(*.*)」にして確認してください。右クリックなどの「ファイル名変更」で、拡張子を付けることができます。アプリケーションソフトの「開く」や「保存」のファイル一覧ウインドは、既定値でそのアプリケーションソフトのデータファイルを表示するようになっています。他の形式(他の拡張子)のファイルは表示されません。

sf15.ファイル拡張子とは