クッキー(Cookie)の許可/拒否は使用者に委ねられます。仕組みの問題ではなく利用方法の問題となります。

一般の方はクッキー(Cookie)の内容から判断はできませんので,個人のサイト,プライバシーポリシーのないサイト,運用者が分からないサイトなどからのクッキー(Cookie)は拒否することをおすすめします。ウイルス対策ソフトで検出されたクッキー(Cookie)ファイルは削除することをおすすめします。

クッキー(Cookie)とは

閲覧したWebサイトから送信され,閲覧者のハードディスク内に保存される情報ファイルのことをいいます。そのサイトへの来歴情報(来訪回数,アクセス傾向など)が記録され,次回アクセス時にこの情報をWebサイト側で取得することができます。Webサイト側ではこの情報を解析してマーケティング,過去の購入品一覧,ソフトのアップデートなど個々ユーザー別の対応に利用します。

クッキー(cookie)には期限があり,期限を過ぎると自動的に破棄されます。また,他のサイトのクッキー(cookie)情報を取得することはできません。ただし,ブラウザの不具合やWebサーバーの不具合で上記とは異なる状況が起きることもあります。

クッキー(Cookie)の留意点

本来,他のサイトのクッキー情報は取得できませんが,ブラウザの不具合で取得が可能になってしまう場合もあります。また,Webサーバー運用の不具合で取得したクッキー情報が他に漏れてしまう場合もあります。

氏名,年齢,性別などを入力しているサイトであればクッキー(cookie)の情報を利用して個人を特定する利用が可能ですが,業界では個人を特定した形でのクッキー利用はおこなわないことになっています。また,HPにプライバシーポリシー(privacy policy)のページを設けてクッキー利用方法を説明してあります。

ウイルス対策ソフトではスパイウエアの検索を実行するとクッキー(cookie)ファイルが多数検出されます。これらのクッキー(cookie)ファイルがスパイウエアであると断定はできませんが,クッキー(cookie)ファイルの形式に何らかの問題があると思われものです。

プライバシーポリシー privacy policy

Webサイトのトップページ下部などに「プライバシーポリシー」というリンクがあります。このページには,そのサイトで入手した個人情報をどのように取り扱うの指針が明示されています。通常,この中にそのサイトでクッキー(cookie)をどのように取り扱うの説明があります。個人情報を入力するサイトでは必ず「プライバシーポリシー」のページがあるか確認して内容を確認してください。

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