sc.06 不正アクセス禁止法

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不正アクセス禁止法

「不正アクセス禁止法」は,正式には「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」といいます。コンピュータの不正利用を禁止する法律で,高度ネットワーク社会における通信の安全と秩序を維持するための法律です。1999年8月に成立し,2000年2月に一部を除き改定施行されました。

他人のユーザIDやパスワードを使って本来自分が利用権を持っていないコンピュータを不正に使用する行為,OSやアプリケーションソフトなどに存在するセキュリティ上の弱点(セキュリティホール)を攻撃してコンピュータを不正利用し,保存されているデータやプログラムを改ざんしたり,コンピュータを利用不能な状態にする行為などをを禁止しています。改訂によりこれらの事項についてシステム管理者の防御措置も努力義務として盛り込まれました。

不正アクセスは,高度なネットワーク技術を持っておこなわれますので,一般ユーザーが太刀打ちすることはできません。不正アクセス防止機能付きのセキュリティ対策ソフトを必ず導入してください。

現在個人のパソコンでは「ボットネット」の問題があります。セキュリティの弱い個人のパソコンを不正アクセスで乗っ取り,バックドアやワームという悪さをするプログラムを仕掛け,そのパソコンを踏み台に他のパソコンへ侵入したり,アクセス妨害攻撃(DDoS攻撃)を仕掛けます。詳しくはこの講座「ボットネット」のページをご覧ください。