フラッシュメモリーの大容量低価格化により、フロッピーディスクやMOに代わる記憶メディア装置としてUSBメモリスティックが普及しました。現在は暗号化のセキュリティ機能など付加価値を付けるものが主流です。容量も100GBを超えるものもあります。
USBメモリディスク
「USBメモリ」はフラッシュメモリを利用した記憶装置です。このため「USBフラッシュメモリ」ともいいます。また、商品名や俗称で「USBメモリスティック」「USBフラッシュディスク」「USBフラッシュ」「ポッケトディスク」などと呼ばれることもあります。現在はフラッシュメモリの大容量低価格化進み100GBを超えるものも市販されています。
USB接続はホットプラグに対応しているため簡単に抜き差しができFD感覚で利用できます。また、メモリであるため高速な読み書きが可能です。スティック形ですので携帯に適しますが紛失しやすいという問題があり、キュリティ機能を装備したものが主流です。
USB安全な取り外し
USB接続の機器を取り外すときは通知領域にある「ハードウエアの安全な取り外し」をクリックして、取り外しの安全を確認するメッセージが表示されたら端子を外します。これを行わずに取り外すと、次回接続時に異常があるのでディスク検査を実行してくださいというメッセージが出ます。
画面上は処理が完了して停止しても内部では処理が続いていることがあります。現在の「ハードウエアの安全な取り外し」は動作中でしばらくしてから実行をするようメッセージがでます。

「Windows Ready Boost」
外部メモリー装置を「Windows SuperFetch」のキャッシュとして利用する機能です。本体に取り付けたUSBフラッシュメモリーやメモリーカードをメインメモリーの一部として利用できるようにしてシステムの高速化をはかります。
メインメモリーの増設量には制限のあるノートパソコンや機能制限のある低価格デスクトップでは有用な機能ですが、現時点では次のような問題があります。
使用システムによっては効果がほとんどないという公開データもあります。また、USBフラッシュメモリーやメモリーカードは「Windows SuperFetch」対応の最新のものを使う必要があります。ご使用機種の動作環境により効果が左右されると思われます。
「SuperFetch(スーパーフェッチ)」
Windows Vistaより搭載されたキャッシュメモリ管理機能です。ユーザーのソフトウエア利用パターンを監視し、利用頻度に従って、該当ソフトのプログラムやソフトをあらかじめメモリに読み込み、高速化をはかります。従来のキッシュは、一度読み込まれたものは一時保存され、読み込まれた時間がいちばん古いものから破棄されました。
「SuperFetch(スーパーフェッチ)」はキャッシュを効率的に利用して高速化をはかる技術です。「ReadyBoost」は高速に動作するは外部記憶装置(フラッシュメモリなど)をキャッシュメモリとして使用することで高速化をはかる技術です。