仕様書でパソコンの性能を判断するにはパソコン各装置の構造や規格の知識が必要になります。装置により数値が大きいと性能がよい場合と、数値が小さいとよい場合があります。単に数字の大小では判断ができない場合もあります。また、仕様書の掲載数値は論理値で現実にはそのような値にはならないこともあります。各項目(装置)の内容は『ハードウェア』のページでご確認ください。
一般ユーザーにとって重要なのは、個々の装置(部品)性能よりも、全体としての安定した処理能力と標準装備の内容になります。一般ユーザーがカタログのパソコン仕様書で厳密な細部比較をしても意味がない場合があります。
本体カタログなどに掲載されいてる仕様書の記載形式はメーカーにより異なります。仕様書掲載形式の統一規格はありません。同じ内容のものでもメーカーにより項目名称が異なることもあります。また、同じ項目名称でも記載内容の基準値がメーカーにより異なるため厳密な意味での比較対照はできない場合もあります。
項目 | 内容 |
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型 | パソコンの商品名称と型番(製品番号) |
CPU(プロセッサ) | 使用CPUの名称と動作周波数、規格名称 |
キャッシュメモリ | 本体キャッシュメモリの容量 |
メモリ | 使用メモリーの標準容量と増設 |
チップセット | チップセットの型番や名称 |
グラフィックアクセラレータ | 使用グラフィックアクセラレータの名称、規格 |
ビデオメモリ | 使用ビデオメモリの名称、性能 |
ディスプレイ | 使用ディスプレイの性能と対応解像度 |
表示モード(RGB) | 該当モードでの表示可能解像度 |
表示モード(DVI) | 該当モードでの表示可能解像度 |
SDD | 使用SDDの規格(容量と性能) |
HDD | 使用HDDの規格(容量と性能) |
光ディスク | 使用光ディスクの性能と対象メディア |
インターフェース | 装備インターフェースの数と性能 |
拡張カード | 拡張カードの種類と適応容量 |
付属品 | 標準付属品(マウス、キーボード) |
電源 | 関東と関西では周波数が異なります |
消費電力 | 平均の場合と最大、最小の場合があります |
エネルギー効率 | 「省エネ法」で定められた省エネルギーの度合い |
温度と湿度 | 使用環境の温度と湿度 |
外寸 | Wは幅、Dは奥行き、Hは高さ |
梱包寸 | 納入時の梱包サイズ |
重量 | 重さ |