パソコン機器類の入っている箱にはユーザーにとって重要なものが一緒に入っています。機器のみを取り出して、棄てないようにしてください。リカバリーCD、プロダクトキー、シリアル番号、ライセンスキー、初期設定用IDとパスワードなどの記載されたもの、ユーザー登録の手順書やサポートセンターの電話番号、サポートサイトのURLなどを記載した小冊が入っています。これらと一緒に広告も入っていますので選別する必要があります。当初、一般ユーザーの方では、どれがどの用紙やシールのどこに記載されているか、これらすべてを把握できない場合があります。既にパソコン利用している方でもこれらを明確に理解している方は少ないのが現状です。
パソコンの保守・運用管理
パソコンは個人で利用する場合でも保守・運用管理が必要な機器です。セキュリティ対策に関連する作業は必須になりますが、他にもおこなわなければならないことがあります。メンテナンスは非常に面倒くさい作業ですが、これらを怠りますと必ず使用者にとって不都合な状況が発生します。プリインストール機には非常に多くのソフトが入っています。これらすべてのソフトについて更新内容を定期的に確認するとは現実には不可能ですが、日常よくご使用するものについてはおこなってください。その他のものについては、更新プログラムがあっても更新されていない状態であることを念頭においてください。
パソコン梱包の中身
箱の中に入っているものはメーカーや機種より異なりますので、必ず「梱包品リスト」で内容を確認してください。
- 梱包品リスト
- 機器のセッティング概略説明
- マニュアル
- Windowsのセットアップガイド
- ご購入機種のリカバリーディスク
- インストール済みアプリケーションソフトの案内書
- サポート説明書ユーザー登録葉書
- サンプル版ソフトの正規版割引購入申込書
- ハードメーカーサポート案内書
- プロバイダー広告兼申込書
- おまけソフトのディスク
- 学習用チュートリアルディスク
- 付属のコード類
- その他メーカーやソフトの広告
リカバリーディスクとプロダクトキー記載シールについて
本体と同じように大切なものが「リカバリーディスク」と「プロダクトキー記載のシール」です。現在、メーカー製のプリインストール機では、Windowsの認証システムに関連して機器とWindowsがセットになっています。これらを切り離して利用することはできません。
「リカバリーディスク」は、購入したパソコンにインストールされているすべてのソフトウエアが入っているディスクです。リカバリーディスクは購入された機器専用のものです。他の機器では利用できません。
ウイルスに感染した場合や原因不明の起動トラブルでは最終的にリカバリーディスクを使いハードディスクを初期化してすべてのものを再インストールします。また、パソコンを買い取りに出すときは本体に「プロダクトキー記載のシール」が貼られていることと「リカバリーディスク」と「マニュアル」が必要になります。
「プロダクトキー記載のシール」と「リカバリーディスク」がありませんと再セットアップができません。ソフトウエアがまったくインストールされていない機器としての価値しかありません。
Windowsの認証に必要なプロダクトキーは本体の裏側などに貼り付けられているシールに記載されています。場所を確認し、はがしたり汚さないようにしてください。特にノートパソコンは底に貼ってありますので注意してください。はがれてしまったり、テーブルなどに置いたときに下が濡れていたと思われますが、にじんで判読できないなどのトラブルが起きています。
プロバイダー(ISP)の契約書やネットワーク機器の設定解説書
最近は、接続設定サービスを利用する方が多くなったため、ネットワーク関連のIDやパスワードがどのようなものか知らない、どのようなものに記載されているか分からないという方が多くなりました。
プロバイダー(ISP)の契約書類と契約後送られてくるIDやパスワード、メールアドレスの書類および接続設定の説明書は大切に保管してください。紛失するとIDとパスワードを使ったWebページでの契約内容変更や解約ができなくなります。
また、購入したり、レンタルしたネットワーク機器の接続設定説明書も大切に保管してください。機器を設定するときに使うIDやパスワードが記載されています。
アプリケーションソフトの案内書またはユーザー登録葉書
インストール済みアプリケーションソフトの案内書またはユーザー登録葉書には、ソフトウエアインストール時や初回起動時に必要となるユーザーIDやシリアルナンバーが記載されています。こらのものはそのソフトウエアのバージョンアップや再インストール時に必要になります。
マイクロソフト社のOfficeソフトが付属している場合は、プログラムディスクとマニュアルを大切に保管してください。Officeソフトのプロダクトキーはプログラムディスクのケースに貼ってあります。OfficeソフトのプロダクトキーはWindowsとは別のものです。
ハードウエア関連
本体、プリンタなど購入した機器のユーザー登録は必ずおこなってください。ユーザー登録で登録したメールアドレスには定期的に見てください。また、最低月1回は購入品メーカーのWebサイトの製品サポート情報ページを見てください。
商品に不都合があった場合の情報は、原則としてメールとWebサイトで提供されます。葉書などの郵便ではきません。メーカー回収の無償修理はユーザー登録が前提になります。保証期間の修理には保証書が必要です。メーカーによる保証期間すぎた後でも保証書が必要になる場合があります。
パソコン関連のハードウエアは価格競争が激しいため、心臓部以外はコスト削減のため品質に問題がある場合が多々あります。特にノートパソコンではこれらの部分にトラブルがよく起きます。
ソフトウエア関連
Windowsおよびアプリケーションソフトも、必ずユーザー登録をしてください。ユーザー登録の際に登録したメールアドレスは定期的に見てください。最低月2回はご使用ソフトウエアメーカーのWebサイトの製品サポート情報ページを見てください。
プログラムに不都合があった場合の情報は原則としてメールとWebサイトで提供されます。葉書などの郵便ではきません。ソフトハウスにより使用許諾書に不都合の連絡はメールまたはWebサイト以外ではおこなわず、見逃した場合は有料になると明記されいる場合もあります。
パソコンのソフトウエアは人が意図して作っているものです。当初より可能性のあることすべてに対応して作ることはできません。細部の不都合は修正しながら使っていくものであることを念頭においてください。
パソコンのソフトウエア使っていれば何らかの不都合が必ず起きます。ソフトウエアメーカーのWebサイト製品サポートのページには必ず不都合などの修正プログラムや機能改良の更新プログラムをダウンロードできるようになっています。
プロバイダ(ISP)関連
契約プロバイダ(ISP)のWebサイトと登録したメールアドレスは必ず2.3日起きに見てください。サービス内容の変更、メンテナンスのお知らせ、ウイルスなどのセキュリティ情報、回線の仕様変更などインターネットを使う上で重要な情報が提供されます。
インターネットは物理的な回線は同じでも通信方式は回線業者により異なります。通信方式はソフトウエアにより制御されているものですで、使用している通信ソフトウエアに不都合があれば通信はできなくなります。ネットワークの不都合は比較的よく起きます。一時的なものであるかなど常に確認する必要があります。
現在、プロバイダの経営は過渡期あります。各社サービスを拡張・変更していますので頻繁に確認してください。1ヶ月前に有料であったもが無料になっていたり、なくなったり、利用形式が変更になったりします。