電源を入れる前に以下のことを確認してください。本体付属の紙面マニュアルに接続配線図と接続手順が載っています。配線がマニュアルの通りにできているか,各コネクタがちゃんと接続されいるかを確認してください。
ノートパソコンのバッテリーパックは,初回着装後,6時間から8時間充電する必要があります。
電源スイッチの順番
セットアップ作業後,通常使用時の原則は以下になります。ディスクトップ機を使う場合は,最初にディスプレイの電源を入れてから,本体の電源をいれます。原則としているのは,常にこのような手順になるとは限らないためです。
- 使いはじめるときは周辺機器の電源から入れ,最後に本体の電源を入れて起動します。
- 使い終わるときは本体を終了してから,周辺機器の電源を切ります。
通常,一般の方が使用する場合の増設機器接続はホットプラグ対応の「USB」を使います。また,メーカー機種により,本体と連動して自動的にON/OFFするものもあります。このような場合は,必ずしも前記のような手順にはなりません。必ず,機器付属のマニュアルでご自分が使用している機器の場合はどのようになるかを確認してください。
システムの状態により,パソコン本体の電源を入れる前に,周辺機器の電源を入れておかないと,その機器が認識されない場合があります。また,古い本体機種のUSBに新しい規格USB機器を接続すると,本体が起動できなくなる場合があります。接続を制御・認識するプログラムが未対応や古いために起きます。
ホットプラグ対応
ホットプラグ対応であれば,いつでも自由に電源を入れたまま抜き差しできるということではありません。必ず,「ハードウエアの安全な取り外し」機能を使ってください。USB機器の接続の仕方によっては,「ハードウエアの安全な取り外し」のアイコンが通知領域(タスクトレイ)に表示されないことがあります。この場合はパソコンを一旦終了して取り外すことをおすすめします。
本体電源スイッチの使い方
通常,Windowsパソコンでは「開始起動」は電源スイッチを使いますが,「終了」は電源スイッチを使わず,スタートボタンからの終了操作でおこないます。ただし,パソコンが操作不能になった場合の最終的な非常手段として,電源スイッチを5秒以上押し続けて電源を切る方法があります。
押し続けるタイミングが短いとリセット(再起動)になります
上記の方法を「強制終了」といいます。「強制終了」では,次回起動時にシステムが正常に終了されていないというメッセージが出て,起動方法の選択画面になります。
シャットダウン
Windows XPよりWindowsの終了操作の名称は「シャットダウン」という用語で統一されました。
電源は入れっぱなしでよいか
現在のパソコンは高性能になり実用的処理ができるようになりましたが,起動に時間がかかるという問題は以前と変わりありません。業務使用では必要なときに即利用できない不都合が生じるため,長時間電源を切らず使用することが多くなります。また,業務内容によっては24時間動作させていなければならない場合もあります。
パソコンをはじめコンピュータ機器は上記のような利用を前提として作られている機器ですので,長時間使用しても差し支えない機器です。ただし,熱を持つ機器であることや節電を考え,外出時など必要のないときは電源を切ることをおすすめします。
また,電源を入れたまま長時間パソコンの側を離れることはトラブルやアクシデントが起きたときに適切な対処ができないという問題もあります。
長時間使用しても差し支えないとは,傷まないということではありません。パソコンの「寿命」は使い方にもよりますが,ほぼ使用時間に比例します。
パソコンの起動時間
パソコンは家電製品のように電源スイッチを入れるとすぐに使える状態にはなりません。Windows起動後,セキュリティ対策ソフトも含めすべての常駐ソフトが起動し,ネットワークの設定ができるまでは利用できません。途中で使用を開始すると不安定な状態になります。状況によりハングアップします。
起動時の動作を改良して起動時間を短縮する方式がとられています。起動時は必要最低限のシステムプログラムのみ動作させ,残りのものは随時処理の空きをみながら起動する方式が採用されています。